影の中の光
光を浴びてキラキラ輝く笑顔の裏側の
あんまり見えないところ
スポットライトがささない一番暗いところ
そこら辺に潜む謎の感情が彼を不安にさせて
それは私たちを少し苦しめるけど
全部繋がってることだってわかってるのも苦しいね
多分その謎の感情は本人も把握しきれてなくて
曖昧でスッキリしなくて
うまく言葉になんないから
叫び声とか涙とかイライラになって出力されて
私たちにぶつかる
ぶつかるとそれはまた
跳ね返る形で彼にぶつかり
痛みを伴う
それをぶつかるんじゃなくて
うまくキャッチして
胸に抱いて
まぁるくして
あっためて
柔らかく
粘土みたいじゃん
一緒になんか作っちゃおう
簡単じゃないけど大丈夫、諦める人うちには居ないから
表の裏には光が届かなくてとても暗く
それは影と呼ばれるけれど
目を凝らして見つめると
本当は美しい
酷く滑稽な様が美しい
その美しさを知ってる
暗闇で光を待つより
何なら発光しちゃえばいいのさ
簡単じゃないかもしれないけど大丈夫
その光はもう私たちには見えてるから
一緒にもがこうぜ
成長は時々にがくて痛いね